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眼内レンズ

ライフスタイルに適したレンズを選びましょう

白内障と眼内レンズの進化により、見え方の質(Quality of Vision)は大幅に向上しました。パソコンでインターネットをしたり、スポーツや料理を楽しんだりすることも可能になり、生活の質(Quality of Life)も高まります。

白内障治療の方法は、患者さまの眼の状態によって慎重に決定されなければなりません。白内障手術が必要であると主治医に診断されたら、 仕事や趣味のこと、一日の生活においてどこを見ることが一番多いかなどを伝え、主治医とよく相談して、あなたの眼の状態や生活に適した眼内レンズを選ぶようにしましょう。

眼内レンズには単焦点と多焦点の2種類のタイプがあります

眼内レンズは大きく2つに分けて単焦点と多焦点があります。

単焦点眼内レンズ

ピントの合う距離は一つ。ピントのあったところがくっきり見えます。ただし、遠くにピントを合わせた場合は老眼鏡が、近くにピントを合わせた場合は遠く用のメガネが手術後に必要となります。健康保険適応の眼内レンズです。

多焦点眼内レンズ

ピントが遠方だけでなく、中間や近方にもあります。単焦点眼内レンズと同距離の見え方を比較すると、見え方の質は少し低下することもありますが、手術後に眼鏡をかける必要性をかなり減らすことができます。

レンズ選択については、ライフスタイルなどによって異なるため、医師とご相談ください。

当院では以下のレンズを使用しています

単焦点眼内レンズ

保険が使用できるレンズです。
※高額療養費制度が適応となる場合があります。

単焦点眼内レンズの費用(片眼)

1割負担 2割負担 3割負担
約15,000円 約30,000円 約45,000円

NS-60YG(ニデック社)

国産のレンズです。眼内レンズの偏位や傾斜による像のボケが起こりにくい、非球面設計の着色レンズです。

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NS-60YG

XY-1(HOYA社)

独自の非球面デザインにより、レンズの偏心による影響を受けにくく、クリアな見え方が期待できます。

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XY-1

YP2.2(KOWA社)

着色されたレンズのため、より自然な見え方と網膜保護の効果があります。また、非球面設計により眼内レンズの偏位や傾斜による像のボケも少なくなっています。

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YP2.2

ZCB00V(AMO社)

非球面構造になっているレンズ。よりシャープな見え方を目的に作られています。

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ZCB00V

SY60WF

水晶体嚢内での動きが少なく手術後の安定性に優れたレンズです。従来の疎水性アクリル材質を変更したため、経年変化による混濁がほとんど起こりません。鮮明な視覚を長期的に持続できるよう設計されています。

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SY60WF

  NS-60YG XY1 YP2.2 ZCB00V SY60WF
光学部直径 6.0mm
全長 13.0mm
光学部の
素材
アクリル
光学部の色 着色
球面:非球面 非球面
パワー範囲(D) +1.0D~+30.0D +6.0D~+30.0D
挿入方法 インジェクター
角膜切開創 2.4mm

LENTIS Comfort

従来の単焦点眼内レンズに比べ、レンズの上が遠方に、下が70cmぐらいにピントが合うよう設計されたレンズです。眼科的に白内障以外に異常のない方で、中間距離まである程度見えることを期待される方にお勧めのレンズです。

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LENTIS Comfort

  LENTIS Comfort
光学部直径 6.0mm
全長 11.0mm
光学部の
素材
UV吸収アクリル
光学部の色 非着色
球面:非球面 非球面
パワー範囲(D) 10.0~27.0D
加入度数(D) +1.5D(66cm)
挿入方法 インジェクター
角膜切開創 2.4mm

多焦点眼内レンズ(選定療養)

選定療養について

  • 令和2年4月より、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は、厚生労働省が定める選定療養の対象となりました。
  • 選定療養とは、患者さまご自身が選択して受ける追加的な医療サービスです。
  • 費用は選定療養の部分は全額自己負担となり、選択した多焦点眼内レンズの種類により異なります。

当院では多焦点眼内レンズの種類により、以下の金額をご負担いただきます。

多焦点眼内レンズ料・一部の検査料・消費税

多焦点眼内レンズの種類 金額
パンオプティクス 20万円
シナジー 19万円
アクティブフォーカス 15万円
シンフォニー 11万円
テクニスマルチ 9万円
パンオプティクス乱視用 22万円
シナジー乱視用 22万円
アクティブフォーカス乱視用 16万円
シンフォニー乱視用 13万円

+

水晶体再建術(保険診療)の費用

1割負担 2割負担 3割負担
約15,000円 約30,000円 約45,000円

TFNT00
(パンオプティクス)
TFNT30-60
(パンオプティクス乱視用)

遠方、中間60cm、近方40cmの3焦点にピントが合うように設計されています。角膜乱視は約2.5Dまで矯正可能です。中間、近方視力どちらも確保ができるため、眼鏡装用を減らすことが期待できる眼内レンズです。

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TFNT00/TFNT30-60

  TFNT00/TFNT30-60
光学部直径 6.0mm
全長 13.0mm
光学部の
素材
アクリル
光学部の色 着色
パワー範囲(D) +6.0D〜+30.0D
S:+6.0D〜+30.0D
C:+1.5D〜+3.75D
加入度数 +2.17(約60cm) +3.25D(約40cm)
挿入方法 インジェクター
角膜切開創 2.4mm

SV25T0
(アクティブフォーカス)
SV25T3-T6
(アクティブフォーカス乱視用)

遠方と50cmの距離に焦点があう多焦点レンズです。レンズの中心領域に遠方の光を100%配分する構造と『アポダイズ回折』デザインの組み合わせで、グレア・ハロー現象をより少ないレベルに抑えるとともに単焦点眼内レンズに匹敵する良好なコントラスト感度を提供します。乱視の矯正も1.0から2.5Dまで可能です。

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SV25T0/SV25T3-T6

  SV225T0 SV25T3-T6
光学部直径 6.0mm
全長 13.0mm
光学部の素材 アクリル
光学部の色 着色
パワー範囲(D) +6.0~+30.0D S:+6.0D~+30.0D
C:+1.5D~+6.0D
加入度数(D) +2.5D(約50cm)
挿入方法 インジェクター
角膜切開創 2.4mm

ZMB00/ZLB00/ZKB00
(テクニスマルチ)

着色されていない透明な回折型多焦点眼内レンズで、昼夜を問わず、遠方と近方にピントが合うように設計されています。近方のピントは30cm、40cm、50cmに合う3種類で、ライフスタイルによって使用するレンズを選択します。非球面構造になっているため、よりシャープな見え方が期待できます。また、アクリル素材で長期にわたり透明度が保たれる仕様になっています。

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ZMB00(テクニスマルチ)

  ZMB00 ZLB00 ZKB00
光学部直径 6.0mm
全長 13.0mm
光学部の素材 アクリル
光学部の色 透明
パワー範囲(D) +5.0D ~ +30.0D
加入度数(D) +4.0D(約30cm) +3.0D(約40cm) +2.5D(約50cm)
挿入方法 インジェクター
角膜切開創 2.4mm

TECNIS Symfony
(シンフォニー)
TECNIS Symfony Toric
(シンフォニー乱視用)

遠方から中間まで幅広くピントが合う多焦点眼内レンズです。従来のレンズでは遠方と近方の2点にしかピントが合わないため、中間距離で視力の落ち込みがありました。このレンズはエシェレット回折構造を採用することで、ピントの合う範囲を広げ、遠方から中間まで視力の落ち込みがなく、自然な見え方を得ることができます。また、眼全体の色収差を補正するアクロマティックテクノロジーを搭載しているため、コントラスト感度が向上し、見え方の質もいいレンズです。

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TECNIS Symfony

  Symfony
光学部直径 6.0mm
全長 13.0mm
光学部の素材 アクリル
光学部の色 着色
パワー範囲(D) +5.0D ~ +30.0D
挿入方法 インジェクター
角膜切開創 2.4mm

TECNIS Synergy
(シナジー)
TECNIS Synergy Toric
(シナジー乱視用)

遠方と近方の見える2焦点レンズと遠方から中間までピントの合うシンフォニーの回折技術を融合させた、最新の連続焦点型多焦点眼内レンズです。遠方から手元まで視力の落ち込みが少なく、連続的な見え方が特徴です。眼球全体の色収差を補正するテクノロジーにより、遠方・中間・近方のコントラスト感度が向上しています。そのため、昼夜を問わず質の高い見え方を提供します。また、素材の安定性が非常に良いため、長期にわたり高い透明性が維持できます。

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TECNIS Synergy

  Synergy
光学部直径 6.0mm
全長 13.0mm
光学部の素材 アクリル
光学部の色 着色
パワー範囲(D) +5.0D ~ +30.0D
挿入方法 インジェクター

多焦点眼内レンズ(自由診療)

自由診療の費用について

  • 国内未承認の多焦点眼内レンズのため保険が適用されず、費用はすべて自費になります。
  • 費用は、片眼42万円、両眼84万円です。
    手術前と術後3ヶ月までの診察、検査代、薬剤費が全て含まれます。
  • 高額療養費の対象にはなりません。

FINEVISION
(ファインビジョン)
FINEVISION Toric
(ファインビジョン乱視用)

遠方と近方に加え、中間距離にも焦点が合う多焦点眼内レンズです。従来の多焦点眼内レンズでは、遠方と近方の2点にしかピントが合いませんでしたが、このレンズは遠方と近方に加え、中間距離にも焦点が合うため、より眼鏡をかける頻度が少なくなります。また乱視矯正が可能なため、より多くの患者さまに使用することが出来ます。このレンズは夜間に光が眩しい、散乱して見えるといったグレア・ハローの症状を軽減するアポダイズド構造になっています。

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FINEVISION/FINEVISION Toric

  FINEVISION FINEVISION Toric
光学部直径 6.0mm
全長 11.4mm
光学部の素材 親水性アクリル
光学部の色 着色
パワー範囲(D) +6.0D ~ +35.0D S:+6.0D ~ +35.0D
C:+1.0D ~ +6.0D
加入度数(D) +1.75D、+3.5D (約70cmと約40cm)
挿入方法 インジェクター
角膜切開創 2.4mm

LENTIS Mplus(レンティス)LENTIS Mplus Toric
(レンティス乱視用)

LENTIS Mplusは、遠方と40cmの距離に焦点が合う多焦点眼内レンズです。非球面構造で、着色はされていません。LENTIS Mplus toricは、乱視を矯正することが可能な多焦点眼内レンズです。これまでは、乱視が合って挿入することのできなかった患者さまにも使用することができ、患者さまの屈折度数に合わせて注文できるオーダーメイドタイプです。夜間のにじみや眩しさも少なく、見え方の質のいいレンズです。

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LENTIS Mplus / LENTIS Mplus toric

  LENTIS Mplus LENTIS Mplus Toric
光学部直径 6.0mm
全長 11.00mm
光学部の素材 UV吸収アクリル
光学部の色 透明
パワー範囲(D) -10.0D ~ +36.0D S:0.0D ~ +36.0D
C:+0.25D ~ +12.0D
加入度数(D) +3.0D(約40cm)
挿入方法 インジェクター
角膜切開創 2.4mm