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ミャンマー医療活動

ミャンマーの
現状

ミャンマー連邦(以下ミャンマー)は、インド、バングラデシュ、中国、ラオス、タイと国境を接しており、面積は日本の約1.8倍、人口は約6100万人です。1989年まではビルマと称されていましたが軍事クーデターにより政権が交代、首都名はラングーンからヤンゴンに変わりました。その後、2006年、首都はネーピードーに移転されました。

2010年11月、新憲法に基づく総選挙がおこなわれ、テイン・セイン氏が大統領に就任してから民主化への道が開かれました。欧米各国が軍事政権に対しておこなっていた経済制裁はほとんど解除されました。2015年、総選挙でスーチー氏が率いるNLD政権が圧勝し民主化が進みました。

しかし、2021年2月、国軍は選挙に不正があったとしクーデターを起こし、スーチー氏が拘束され、民主化の流れは止まりました。現在は、市民による武力闘争も起こり、国際社会では東南アジア諸国連合(ASEAN)が事態打開に努めています。

ネーピードーにあるウッパタサンティ・パゴダネーピードーにあるウッパタサンティ・パゴダ

ネーピードーにあるウッパタサンティ・パゴダヤンゴンにあるシュエダゴン・パゴダ

ミャンマーの眼科医療

ミャンマー眼科医は基本的に国立病院で勤務することになっています。国立病院での給与は非常に少ないため、ある程度の経験を積んだ医師は自分のプライベート・クリニックを持っています。クリニックでは朝早くから診療をし、国立病院での勤務を終えた後も、自院で白内障手術などをおこなって収入を得ています。多くの眼科医はヤンゴン市かマンダレー市に住んでおり、僻地には保健省から定期的に医師が派遣され眼科診療をおこなっています。

ヤンゴン眼科病院

ヤンゴン最大の国立眼科病院で約60名の眼科医が勤務しミャンマー眼科医療の中心となっています。手術室は4室あり、朝8時から夕方までフル稼動で白内障手術を中心に多くの眼科手術がおこなわれています。2012年の白内障手術件数は約6000件です。超音波白内障手術も毎日おこなわれており眼内レンズも挿入されています。手術用顕微鏡は各手術室に配備されていますが見えにくいものもあります。2012年、超音波白内障手術器械はすべての手術室に配備されました。

写真4

ヤンゴン眼科病院

写真5

ヤンゴン眼科病院手術室