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ミャンマー医療活動

眼科医療活動

1998年6月、ミャンマー保健省のミント医師が日本に来られて、私がおこなう超音波白内障手術を見学されました。当時のミャンマーでは、白内障手術は濁った水晶体をそのまま取り出す古い術式が行なわれており、眼内レンズも普及していませんでした。ミント医師から「ミャンマーで新しい超音波白内障手術の手技を教えていただき、眼内レンズによる白内障手術を普及させて欲しい。」と依頼されました。


当時のミャンマーの眼科医数は約200人(日本は約14,000人)と極端に少なく、抗生物質、抗炎症剤などの薬剤不足、衛生状況の悪さ、インフラ整備の悪さなどから、白内障、緑内障、トラコーマ、角膜感染症で失明する人が数多くいました。中でも白内障で失明する人はもっとも多く、超音波白内障手術が普及すれば多くのミャンマーの方たちを救うことができると感じました。


そこで、医療支援チームを編成し、1999年2月にヤンゴン眼科病院を訪問しました。その後、いろいろな苦労はありましたが、2014年まで計24回、ヤンゴン、マンダレー、ネーピードーの眼科病院を訪れ、超音波白内障手術の実技指導、手術用器械・器具・薬剤の寄付、現地にある手術器械の修理・メンテナンス、ミャンマー眼科医と一緒に手術学会の開催などを行いました。


現在、超音波白内障手術はミャンマーで広く受け入れられ、多くの白内障患者さんの視力回復に貢献しています。私たちの願いが叶い、心から良かったと思っています。

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写真2