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メディア掲載記事

徳島新聞「建立半世紀 平和記念塔パゴダ修復」

2008年06月05日 更新

ミャンマーで医療支援 藤田さんら1000万円目標 募金活動

2008年6月5日徳島新聞より

ミャンマーで医療支援ボランティアを続ける藤田眼科院長の藤田善史さん(54)=徳島市佐古6番町=と 県仏教会、県ビルマ会が、 眉山山頂の平和記念塔パゴダの修復に乗り出した。 建立されてから半世紀が経過し、老朽化しており、 工事費1000万円を目標に募金活動をしている。 6月中に着工し、8月の徳島市の阿波踊り(12〜15日)までの修復完了を目指す。

パゴダは眉山山頂のモラエス館の南隣にあり、鉄筋コンクリート3階建て延べ382平方メートル、高さ25メートルの供養塔。 第二次大戦中にビルマ戦線で亡くなった6216人の県出身者を弔うため、遺族らでつくる県ビルマ会が1958年に建立した。

内部には戦没者の遺書や時世の句集、遺品、戦時中のビルマの写真のほか、広島市の原爆資料館から寄贈された 被爆地の写真など貴重な戦争資料330点余りを展示。3階の奉安殿には、ビルマ政府から送られた仏舎利(釈迦の遺骨の一部)がまつられている。

しかし、外壁のコンクリートははがれ落ち、雨漏りが続くなど老朽化。 89年にパゴダを移管された県仏教会が、外壁塗装など部分的な補修を繰り返しているが傷みは激しく、日曜の開館日も来館者はほとんどいない。

建物の老朽化と展示資料の管理状況の悪さを見かねた藤田さんは昨年4月、ミャンマーとの交流活動をおこなう仲間10人で「パゴダを守る会」を結成。 県仏教会や県ビルマ会に呼び掛け、建立50周年を機に大規模な修復をし、貴重な展示物を整理することにした。

資金集めは、藤田さんや仏教会事務局長の大西智城さん(64)=徳島市寺町、願成寺住職=らがおこなっている。 藤田さんは「パゴダは戦争の記憶を風化させず、後世に受け継ぐべき平和の象徴」と協力を呼び掛けている。 守る会などは、9月24日にパゴダ改修を祝う記念法要を計画している。

問い合わせは改修事業事務所 <電話:088(652)0691>