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実績・受賞

2002年米国白内障屈折矯正手術学会(ASCRS)フィルムフェスティバルで受賞

2002年06月12日 更新

6月1日から5日までフィラデルフィアで、「2002年 米国白内障屈折矯正手術学会」が開かれました。

この学会には、8年前から毎年参加していますが、いつも海に面したきれいな町で開催されます。 今年は、トーマス・ジェファーソンが1776年、米国の独立宣言をした由緒ある東海岸の町、 フィラデルフィアが開催都市となりました。

6月1日、学会のおこなわれるペンシルバニア・コンベンションセンターで登録を済ませました。 世界から多くの眼科医が参加しますが、今年の参加人数は、例年より40%も少ないとのことでした。 昨年9月11日にニューヨークで起きた同時多発テロの影響が車で2時間の距離にあるこの都市にも影響しているようです。 ちなみに、米国の空港警備は大変厳重で、靴とジャケットを脱がされ、バンドもはずさされ、チェックを受ける状況でした。

米国白内障屈折矯正手術学会は、最初は白内障手術が中心の会でしたが、 最近では、近視、遠視、乱視、老視などの治療が多く取り上げられるようになってきています。

学会は、講演会場、ポスター展示場、業者の方が器械・器具を紹介する展示場、手術ビデオを上映するフィルム会場に分かれています。 この学会で白内障、屈折矯正手術に関する最新の情報を手に入れることができます。

講演はいくつもの会場に分かれており、同時進行でおこなわれるため、自分の興味のあるところを選んで参加します。

白内障手術についての会場では、調節できる眼内レンズ、乱視コントロールなどを中心に聞き、手術ライブを見てきました。 世界のトップサージャンの一人である三井記念病院の赤星先生が、カナダのギンベルセンターから、白内障ライブ中継をおこないました。

近視手術については、当院でもおこなっているLASIK(当時)をはじめ、多くの方法が検討されています。

老視の治療は、今回のハイライトでしたが、きちんとした結果が出るまでには、まだすこし時間がかかりそうです。

今回は、当院で作成した10分間の白内障手術ビデオをフィルム・フェスティバルに出しました。

全世界から出品されたビデオは計160本。その中で、教育的に意義があり独創的なビデオ21本が選考され、賞を受けることができます。

授賞式は、6月3日におこなわれました。

映画のアカデミー賞と同じ形式で、オーケストラ演奏で始まり、 審査員がひとりずつフィルムをすこし見せてジョークを言い、その後、各部門賞を発表していきます。

眼科手術医にとって、この賞(オスカーと呼ばれています)を取ることが世界にはばたく登竜門となります。

今回の作品は、特別部門賞で2等賞を取ることができました。 1等賞でなかったのは残念ですが、日本人としては、ただ一人の受賞でした。 君が代が演奏される中、壇上に上がり、オスカーを手にすることができ、感激しました。

審査員Jack,A,Singer先生と

日本の先生方とシャンパンで乾杯

オスカーを手にし、満面の笑みで

今後も、最先端の眼科医療に関する情報と技術を取り入れるため、世界でおこなわれるいろいろな学会に参加し、がんばっていきたいと思います。 よろしくお願いします。

【受賞ビデオ作品】
Anterior Capsule Splitting Structure and Wieger's Ligament Revealed by Visco-ICG Staining Yoshifumi Fujita MD(Japan)