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■ オルソケラトロジーについて

オルソケラトロジーとは、特殊な形状の高酸素透過性ハードコンタクトレンズを用いて角膜の形状を整え、近視を矯正する治療法です。
夜間寝ている間にレンズを装着することで角膜の形状を整え、昼間は近視を矯正した状態を維持させる治療プログラムとご理解ください。(下図参照)



現在日本の厚生労働省では、この治療方法を認可していません。 アメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)でも、この治療方法に使用するコンタクトレンズの材料だけが認可されている状況です。 従いまして、オルソケラトロジーレンズによる近視矯正プログラムの検査は保険診療が出来ず、すべて自己費用になります。

オルソケラトロジーの定義
オルソケラトロジーは、使用者(患者) の屈折異常を一時的に矯正または軽減するために使用する一連の高酸素透過性ハードコンタクトレンズ (RGPCL)として定義されます。
オルソケラトロジーではRGPCLを角膜上に置き、角膜の形状を希望するカーブにゆっくりと変化させます。 これは単に近視の一時的な矯正でしかありませんが、屈折矯正手術に変わるものとして提案されています。

オルソケラトロジーの歴史
古くより様々な技術が視力改善のために考え出されてきました。 最古の技術が使用されたのは古代中国であったと言われています。 彼らは眼の上に砂袋を置いて、睡眠中に視力の回復を行いました。 この方法でどれだけの効果があったのかを示す報告は残念ながら現存致しておりません。
1960年代よりハードコンタクトレンズが使用されるようになり、 患者の角膜曲率よりわずかにフラットなベースカーブをもつ一連の球面ハードコンタクトレンズを装用させ、 軽度の近視を矯正する手法が始まったといわれています。 しかしながら球面のコンタクトレンズでは角膜上ではきれいに安定せず、矯正効果はほとんどみられなかったようです。
1980年後半より内面が特殊な形状のコンタクトレンズ(3ゾーン)が使用されるようになり、 安定性・矯正効果も飛躍的に高くなりましたが、まだ軽度近視の矯正ぐらいで多くの問題がまだまだ残っていました。
そこで、極めて矯正効果が高く、簡単にフィティングできる4ゾーンタイプのレンズを夜間装用レンズとして開発しました。 夜間に装用し、翌朝レンズを取り外し、改善された視力が日中存続するように設計され、中度近視の矯正まで行えるようになりました。

オルソケラトロジーの特徴
○ 手術と違って角膜に傷を作らない
○ 子供から大人まで適応がある
○ レンズ装用を中止すると近視は元に戻る
○ 日中はメガネもコンタクトレンズもなしにスポーツ等が可能

オルソケラトロジーの適用基準
○ 手術と違って角膜に傷を作らない
○ 子供から大人まで適応がある
○ レンズ装用を中止すると近視は元に戻る
○ 日中はメガネもコンタクトレンズもなしにスポーツ等が可能
○ 軽度から中等度の近視の方に適している
○ 角膜のカーブが極端にゆるい方やきつい方には効果が少ない
○ 円錐角膜や重度ドライアイは不適応
○ 角膜結膜疾患は不適応
○ 暗いところで瞳孔が極端に大きくなる方は夜間の光が眩しくなるため不適応
○ 年齢は6歳以上なら可能(若年者は保護者がレンズの管理をする)

こんな方にお勧め
○ スポーツをする方
○ 視力のために資格取得が困難な方
○ 近視矯正手術が受けられない方
○ 近視矯正手術が心理的に抵抗のある方
○ 日中メガネやコンタクトを装用したくない方