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Vol.18 (2005年2月発行)

藤田 睦子
Mutsuko Fujita
女性も社会の第一線で活躍する時代になりました。 藤田眼科でもたくさんの女性スタッフが仕事に頑張っております。 眼科ということもあり、女性医師が多いのも当院の特徴です。 今回は、そんな女性医師お二人にインタビューしてみました。
なぜ医師という職業を選んだんですか?
子どもの頃から「女性も手に職を」という言葉を耳にしながら育ちました。 最初は医師とは別の道を志していたのですが挫折してしまいまして・・・。 いろいろ考えた結果、身近に医師が多かったし、周りの勧めもあって、医師の道を選びました。
子どもの頃から、人と接する仕事をしたいと考えていました。 成長するにつれ、医師という職業を知り、医師になりたいと考えるようになりました。
徳原 初恵
Hatsue Tokuhara
なぜ眼科を選んだんですか?
私自身近視なんですが、初めてコンタクトレンズを装用した時、世の中がきれいに見えて感動したんですね。 その感動が忘れられず、医師を目指した時から、大切な眼の健康管理ができる眼科医になりたい、と決めていました。
私は、人間の五感のひとつである視覚を担う、小さいけれどとても精巧な眼という器官に深い興味を感じたからです。 また、眼科の分野で活躍する先輩の女性医師が多かったこともあって眼科医を選びました。
家庭と仕事の両立は大変ではないですか?
たくさんの人々に支えられて今があります。一人の力では、両立はとても無理でした。
子どもが小さい頃は大変でした。 何度もやめようと思いましたが、周りの人々に助けられ、励まされ、続けることができました。 感謝の気持ちで一杯です。子供が成長した現在、仕事をしてきて良かったと思いますので、子育て真最中の人達には「頑張って!」とエールを送りたいですね。
先生方のお子様達も医師としての道を選んでいるのは、頑張っていた親の背中をみてきたからこそですね。
お二人にとって医師とは?
大変責任のある仕事です。患者さまと医師との間に信頼関係がないといけないと思います。 診察を受けていただき、安心していただけることが一番うれしいです。
とても責任ある仕事だと思います。 医師の一言で患者様の人生を左右することもありますので、自分ができる限り力を出し切り、一生懸命取り組まなくては、と思っております。
患者様にお伝えしたいことは?
コミュニケーションを十分とることで信頼関係が築いていけると思っておりますので、不安や疑問に思っていることは何でもお話して欲しいです。
言いたくても言い出せない方も中にはいらっしゃいます。 こちらも、患者さまがお話しやすい雰囲気づくりを心がけなくてはならないと思います。 疑問に思うこと、ご心配なことは、お教えください。

当院は、1999年10月にリニューアル開院し、昨年5周年を迎えました。 グラフは、開院5年目にあたる2004年の総手術件数とその内訳を示しています。 2004年の総手術件数は2580件で、そのうち白内障手術が2093件と最も多く、約80%を占めています。

多くの患者さまが当院を選んでいただき白内障手術を受けていただいたことは、当院としましては、本当にありがたいことだと感じています。 白内障手術をすることで、すこしでも視力が回復されることが、私たちスタッフ一同の喜びです。
屈折矯正手術LASIK(近視・乱視の矯正手術)も順調に手術件数が増え、昨年は164件の手術を行いました。 近視・乱視の矯正法としては、眼鏡・コンタクトレンズが一般的ですが、LASIKも着実に選択肢のひとつになってきたと思います。
硝子体手術も、当院の浅原医師が積極的に取り組んでおり、103件の手術で成績も向上しています。 緑内障は、点眼薬の進歩もあり手術件数は多くはありませんが、14件の手術を行っています。
手術については、納得していただける説明を行うとともに、最新の技術で取り組むよう心がけています。 いろいろとご不満な点も多々あるかもしれませんが、そのような点は、きちんとご指摘をいただけるように謙虚な姿勢で手術に取り組んで行きたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
(藤田善史院長)

黄斑円孔という病気について、知っている方はあまりいらっしゃらないかもしれません。 黄斑というのは眼底の神経の膜である網膜の中心で、物を見るのに最も大切な部分です。 この大切な黄斑部の網膜に丸い穴が開いてしまう病気が黄斑円孔です。 外傷や強度の近視などでも起こりますが、大半は他に眼疾患や体の病気のない人に発症します。 他の眼の病気のように、かすんできたり、視野が狭くなってきたりするのではなく、中心から見にくくなってきます(中心暗点といいます)ので初期には他眼が代償するため気がつかない方もおられます。 放置すれば中心暗点が徐々に拡大し、視力は大きく低下します。
以前は不治の病でしたが、近年硝子体手術が進歩し、治癒成績も飛躍的に向上しました。 当院でも手術を行っており、初回閉鎖率(一回の手術で治癒する確率)は90%以上となっています。 手術は局部麻酔で30分から1時間程度ですが、特殊な点は手術終了時に眼内に特殊なガスを注入し、数日間は一定時間うつ伏せ体位をとって頂かなくてはならないことです。
人によってはこの方が手術より辛いかもしれません。 当院では特殊なうつ伏せ専用枕を準備し少しでも楽にうつ伏せできるよう便宜をはかっております。
この病気も他と同様に早期で円孔が小さい方が治癒率も術後視力も良好です。 視野の中心が歪んだり、見にくいなどの症状がある方はお早めにご相談ください。

【手術前の様子】

【手術後の様子】

検査スタッフ:島谷 美和子
昨年12月より検査スタッフとして勤務しております。
視力検査では、白内障などの手術後の患者さまから「よく見えるようになった」とお声を掛けていただく事もあり、嬉しくまたとてもやりがいを感じています。 今後も、患者さまにやさしい医療を提供できるよう向上心を忘れずに勉強し、前向きに自己研鑽に励みたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。