Homeコラム > 視機能と資格について
コラム コラム一覧へ
視機能と資格について
2005年10月18日 更新
 さまざまな職業と視機能力の規定
業務を安全に遂行するため、また、自らの安全を守るため、さまざまな職業や資格で視力をはじめ、視機能力の規定が設けられているのを皆さんご存知ですか? 代表的な例を挙げてみますので参考にしてみてください。

(平成17年9月現在)
職業 基準
警察官(徳島県警) 視力
裸眼視力各眼0.6以上、もしくは
裸眼視力おおむね0.1以上で矯正視力1.0以上
色彩識別 正常
色覚 正常であること
消防士(徳島市) 視力
裸眼視力各眼0.6以上、もしくは
矯正視力1.0以上
色彩識別 赤、青、黄の信号が識別できること
消防士
(徳島市上級・中級)
視力 一眼それぞれ1.0以上(矯正含む)
色彩識別 赤、青、黄の識別ができること
自衛隊(看護師含む)
航空自衛隊は別途規定有
視力
両眼とも、裸眼視力が0.6以上、又は
両眼とも裸眼視力が0.1以上で矯正視力が0.8以上。
強度の近視でないもの。
色覚 正常であること
パイロット
(国内大手航空会社)
視力
裸眼視力規定なし
矯正視力各眼1.2以上
 (ただし屈折度数±1.75〜-3.5)
LASIK 不可
その他 多数基準あり
競馬騎手 視力
裸眼視力0.8以上
LASIK 可(騎手学校入学時・採用試験受験時視力がでること)

裸眼視力の回復にはLASIKやオルソケラトロジーなどが有効ですが、
 ・パイロット:LASIKは禁止、オルソケラトロジーも採用試験6か月以内の使用禁止
 ・競艇選手:LASIKは可能ですが、オルソケラトロジーは禁止
のように職種によって規定があるので、手術を受ける前に先生とよく相談してみてくださいね。

では、日常的に必要な資格、運転免許はどのくらいの視力が必要なのでしょうか。
詳しくは下記の表をごらんください。
(平成17年9月現在)
免許種別 基準
原付
小型特殊
視力
両眼で0.5以上
一眼が見えない方については、他眼の視力が0.5以上で視野が左右150度以上
色彩識別 赤、青、黄の信号が識別できること
普通(仮免許含)
大型特殊
大型自動二輪
普通自動二輪
視力
両眼で0.7以上かつ一眼でそれぞれ0.3以上
一眼の視力が0.3に満たない方、もしくは一眼が見えない方については、他眼の視力が0.7以上で視野が左右150度以上
色彩識別 赤、青、黄の信号が識別できること
大型(仮免含)
けん引
普通二種
視力
両眼で0.8以上、かつ一眼でそれぞれ0.5以上
 (片眼が基準に達しない場合は交付不可)
深視力 奥行知覚検査器にて、3回の平均が2cm以下
聴力 二種免許は、補聴器の条件のある方は受験不可
 いろいろな検査について
■ 免許センターでの視野検査とは・・・ ■
見える範囲の検査です。緑内障などで視神経に疾患がでると視野が欠け見える範囲が狭くなってきます。
検査内容は、片眼での検査になります。 片側から見えてくる 白の印が見えたらボタンを押し、もう片側のほうで消えて見えなくなったときに再度ボタンを押します。 この角度が150度以上あることが必要です。

■ 視野障害のある方は・・・ ■
原付免許や普通免許では、両眼視力と片眼視力の規定がありますが、視力さえ規定に達していれば視野検査は行われません。

■ 深視力検査とは・・・ ■
深視力とは、両眼で見た状態での奥行きや立体感をつかむ能力のことで、この検査によって、車庫入れ時の「奥行き感覚」や、どれくらいバックできるかを感じる「距離感覚」などがわかります。
検査内容は、両眼で行われます。 固定された左右の棒の真ん中に前後に移動する棒があって、真ん中の棒の動きを見て、その棒が左右の棒と横一列に並んだように見えたときに合図をする検査です。 移動する棒の停止した位置と左右の固定棒の前後の誤差が、3回検査して2cm以内で合格です。 “視力がよい”といって“深視力がよい”とは限りません。



【図1】


実際の見え方はこのような感じです。
全ての棒が黒く、図1のように移動棒が斜めに動くのではなく前後するだけなのでとっても分かり難いのです・・・

■ 複数種の免許をお持ちの方は・・・ ■
免許ごとの更新が可能です。 例えば、普通免許の規定視力には達しているが、大型免許の視力には達していない場合、普通免許を先に更新しておいて、手術が終了し視力が回復した時点で大型免許の更新申請をすることが出来ます。 (ただし、白内障等手術をしても視力が回復しない場合もあります。) もちろん、有効期限が切れている種類の免許は無効ですのでご注意を!!

■ 更新期限 ■
免許証の更新は、誕生日の前後1か月に手続きをしていただくようになっています。
しかし、なんらかの理由(病気や留学など)で更新手続きができない方は、後日手続きが可能になっています。 証明書等が必要な場合もありますのでご注意ください。詳しくは、こちら
または、お気軽に当院スタッフまでお尋ねください。