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原田病
Vogt(フォークト) 〜 小柳 〜 原田病とも呼ばれています。

原因 メラノサイトに対する自己免疫疾患で、血液中の白血球のひとつであるリンパ球が自分の眼のぶどう膜や皮膚、 毛髪にあるメラニン色素をもった細胞を破壊する病気です。


好発年齢 20歳から30歳の女性で、有色人種に多く、白色人種には少ないとされています。


症状 前駆期には、頭痛などの髄膜炎症状、耳鳴り・めまい・感音性難聴などの内耳症状、嘔気、嘔吐、感冒様症状などがあらわれます。 眼病期には、急激な両眼性の視力低下、視神経乳頭の発赤・腫脹、多発性の漿液性網膜剥離がおこります。 回復期には、夕焼け状眼底(脈絡膜の色素脱失)や皮膚・頭髪の色素脱失が発病から1か月から2か月後にあらわれます。

検査 血液検査ではHLA-DR4の陽性化やCRPの増加が見られます。聴力検査では自覚症状がなくても感音性難聴が見られることもあります。 髄液検査ではリンパ球を主体とした細胞増多が生じます。FAGでは点状、斑状の色素漏出などが見られます。

漿液性網膜剥離
【漿液性網膜剥離】
蛍光眼底撮影
【蛍光眼底撮影】
多発性で点状の色素漏出と網膜内の色素貯留がみられます。


治療 サルコイドーシスに準じて行います。


予後 ステロイド剤の全身投与により良好といわれていますが、 炎症の強いものは白内障、緑内障などの合併症を併発し慢性化して予後不良になることもあります。